築地市場からも有害物質ベンゼン検出・豊洲移転反対の根拠に疑問符

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築地市場の豊洲への移転問題が泥沼化していますが、築地市場からも有害物質であるベンゼンが検出されました。

豊洲市場のみならず築地市場の土壌も汚染の可能性

築地市場は戦後に進駐軍によって接収され、ドライクリーニング工場が建てられた経緯があります。ドライクリーニング工場で使用した溶剤に含まれる有害物質が土壌に残っているものとみられ、2013年に東京都がおこなった調査でも環境基準を上回る有害物質が検出されています。今回の調査でベンゼンが検出されたことで、築地市場の土壌が汚染されている可能性が高いことがあらためて裏付けられた形です。

これまで、豊洲市場の土壌汚染が移転反対の根拠のひとつとされてきましたが、築地市場からも有害物質が検出されたことで、根拠のひとつが揺らぐことになります。

築地地中ガスからベンゼン=土壌の詳細調査へ―都
時事通信 5/11(木) 20:05配信

東京都は11日、築地市場(中央区)の土壌調査で、地中に含まれるガスから有害物質のベンゼンが検出されたと発表した。

今後、ボーリング調査を実施し、土壌汚染の有無を確認する。汚染の可能性が高まったことで、豊洲市場(江東区)への移転をめぐる小池百合子知事の判断にも影響を与えそうだ。

調査対象は、都の環境確保条例に基づく届け出を怠っていた8件の工事地区。2~5日に111地点でガスを採取し、12種類の有害物質について調べたところ、水産物部本館付近の1地点でベンゼンが検出された。都は土壌がコンクリートなどで覆われているため、健康に与える影響はないとしている。

土も採取し、ガスとは別の11種類の有害物質について調べている。都は調査の委託業者から26日までに報告を受ける予定。

築地市場の敷地には戦後、進駐軍のドライクリーニング工場などがあったことから、土壌汚染の恐れが指摘されている。

出典:時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00000114-jij-pol

ごく微量のベンゼンを気にするならガソリンスタンドは使えない

従来から、東京ガスの工場跡地に造られる豊洲市場の安全性に疑問視する声は上がっていました。豊洲市場の地下の土壌に有害物質があるのを問題視すること自体は当然だと思います。ただ、それはあくまで地下の土壌の話であり、その上部は別の土やコンクリート、あるいはアスファルトで覆ってあるわけです。市場内で働く人々や買い付けに来た利用客が吸う空気の中に含まれるベンゼンはごく微量にとどまるはずです。そんなものを気にしだしたら、「じゃあ、ガソリンスタンドはどうなのよ?」という話になります。

ガソリンスタンドでは、給油の際に車の燃料タンク、あるいは給油ノズルから有害物質が放出されるわけです。微量ながらもそれを含む空気をスタッフが日常的に吸っていますし、利用客も短時間とはいえガソリンスタンド敷地内で空気を吸うことになります。

また、セルフ式のガソリンスタンドを利用する一般客も、スタッフが給油する場合と同様に、給油中に有害物質を含む空気を吸うことになります。しかも、スタッフが給油するスタンドとは異なり、セルフ式のスタンドのノズルには自動給油機構(固定式のレバー&オートストップ)がありませんので、給油中は常にノズルを握っておく必要があります。つまり、セルフスタンド利用客は、ノズルをセットしてその場を離れることができる通常のガソリンスタンドのスタッフと比べ、有害物質を含む空気をできるだけ吸わないでおくという点から見れば条件的には良くないわけです。にもかかわらず、セルフ式のスタンドでの健康被害が問題視されているという話は耳にしません。

私は、豊洲市場の土壌や築地市場の土壌でベンゼンが検出されたからといって、それで健康被害という実害が及ぶとは思いません。むしろ、設備老朽化や外気と内気を適切に隔離していない現状の設備のほうが、不安材料だと思っています。

そして、もしも豊洲市場の土壌から有害物質が検出されたことを問題視するのであれば、築地市場の土壌から有害物質が検出されたことも問題視しないことには、ダブルスタンダードのご都合主義ではないのかと思う次第です。

以上、あくまで素人の意見にすぎませんが、私見を述べさせていただきました。

 

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